2025年8月20日(水)11:00-12:00
形式
ZOOM(お申込後にご案内いたします)
対象
経営者・幹部・営業部門責任者の方向け
※同一企業様からのお申込は3名様までとさせて頂きます
※同業者様(人材育成業)のご参加はご遠慮ください

TORiXセミナーは毎回テーマが変わります。
今後、本セミナーと同じテーマを取り扱うセミナーの企画は“未定“です。
ご都合が合わない場合は、大変残念ではございますがご理解いただけますと幸いです。
セミナーの内容や、当社サービスについてお知りになりたいことがある方はぜひ「無料相談会」へお申し込みください。
無料相談会のお申込みはこちら
本セミナーで得られる5つのメリット
1
営業の成長を支える4つの因子がわかる
代表の高橋が行った研究(※)では、営業1041名への調査を通じて、OJT に関わる環境要因として「強みが活きる経験」「試行錯誤の経験」「内省と学習の支援」「やる気への刺激」という4つの因子が抽出されました。これら4つの因子は、営業スキルとの間にいずれも中程度の正の相関が確認されており、成長に直結する重要な環境要素であることがわかりました。
2
「やらされ感」を防ぐためにマネジメントが打つべき手がわかる
調査結果によれば、本人が「このスキルを自分の意思で強化しよう」と決めた経験と、上司から一方的に「これをやれ」と指示された経験とでは、成長への影響が異なることが明らかになりました。やらされ感が強いと、内発的な動機づけが低下し、成果にもつながりにくくなります。そのため、マネジャーは育成の方向性を決めつけるのではなく、メンバーが自らの意思で挑戦を選べる環境を整えることが重要です。
3
「仕事の意味づけ」を促すことによる多面的な効果がわかる
自分の仕事がお客様や社会にとってどのような意味を持っているのかを実感できると、モチベーションが高まり、学習意欲や創意工夫の意識も自然と向上していきます。たとえば、自分の価値観が業務内容や顧客ニーズと重なるとき、人は「この仕事は自分にとって意義がある」と感じやすくなります。また、「このチームで成果を出したい」と思えるような心理的な一体感や、「この人と働きたい」と思えるロールモデルの存在も、内発的動機を喚起する重要な要素です。
4
「ちょうどよい難易度」を実現するさじ加減がわかる
営業担当者の成長を支援するうえで欠かせないのが、挑戦の難易度設計です。調査では、「2回に1回成功するくらいの難しさ」が、成長につながることがわかりました。これは心理学でいう「フロー体験」にも通じるもので、適度な挑戦が人の集中力や学習効果を高めるという理論に裏づけられています。メンバーのスキルや経験に応じて、負荷のかけ方を微調整し、「やればできそう」と感じられる絶妙な目標設定が必要です。
5
あれこれ試しながら最適点を探るリーダーシップがわかる
最適な育成方法は、個人の特性やタイミングによって異なります。マネジャー自身が一つのやり方に固執するのではなく、複数の手法を試しながら、実際の反応を見て軌道修正を繰り返していく必要があります。言い換えれば、マネジャー自身が「試行錯誤の姿勢」を持ち続けるということです。メンバーとの対話や観察を通じて、その都度最適なアプローチを組み立てていく柔軟性が重要です。
「適当なOJT」と「効果的なOJT」は何が違うのか?
「やる気があれば、営業は伸びる」「OJTで現場に放り込めば、勝手に育つ」——営業の育成について、世の中には“信じられている常識”が数多くあります。
特に、「成果を出す人の背中を見て学べ」という育成観は、今も多くの現場に根強く残っています。
しかし、それで本当に全員が育つのか?なぜ、同じように現場経験を積んでいるのに、成長する人と止まってしまう人がいるのか?
このような疑問が出てきます。
そもそも、「営業が育つ組織」とはどのような構造になっているのでしょうか?
TORiXは、営業1041名を対象にした調査(※)をもとに、営業が成長する環境の“科学的な共通項”を明らかにしました。
データが示したのは、「経験させれば育つ」という単純な図式ではなく、育成の成果に明確な差をもたらす“4つの因子”の存在です。
営業の成長には、「強みを活かせる機会」「試行錯誤の余地」「内省と学習の支援」「やる気を刺激する仕掛け」が不可欠であり、これらが整ってはじめて、現場経験が「学び」として定着し、スキルの向上へとつながっていきます。
それにも関わらず、多くの営業マネジャーや経営層がこの事実に気づけないのは、「本人のやる気」や「素質」といった“個人の資質”に成長の原因を求めがちだからです。
「あいつは伸びるやつ」「あの子は向いていない」といった印象ベースの判断が支配的な現場では、環境要因への目が向きません。
さらに、組織として「育成の仕組み」を言語化できていないことも、属人的なマネジメントを助長しています。
今回のセミナーでは、営業組織の成長を支える「4つの因子」を起点に、マネジメントがどのように介入すればよいのかを具体的に解説します。
たとえば、「やらされ感」があると人は育たない、という事実に対して、どのように“自分で選ぶ感覚”を持たせるか。
あるいは、「この仕事が意味あるものだ」と思えるようにするためには、どんな言葉がけや場づくりが必要なのか。
さらに、「2回に1回成功する難易度」がなぜ成長を促すのか、その心理的メカニズムを踏まえた難易度設定のポイントにも踏み込みます。
何より重要なのは、マネジャー自身が“試行錯誤し続ける存在”であること。
最適な育成方法は、メンバーの特性やフェーズによって異なります。
だからこそ、育成においても“成功パターンの押し付け”ではなく、「あれこれ試しながら探る」というアプローチが必要です。このセミナーでは、単なる理論ではなく、営業現場のリアルな問いに応える知見を、データと実践の両面からお届けします。これまで、弊社では書籍『無敗営業』『無敗営業チーム戦略』に書かれているメソッドをベースに、50業種以上、4万人以上の営業パーソンを支援してきました。
このセミナーでは、下記5つをアジェンダとして具体的なアプローチをお伝えします。
- 営業の成長を支える4つの因子
- 「やらされ感」を防ぐためにマネジメントが打つべき手
- 「仕事の意味づけ」を促すと多面的に効果がある
- 「ちょうどよい難易度」を実現するさじ加減
- あれこれ試しながら最適点を探るリーダーシップ
皆さんとお会いできるのを、楽しみにしております。
(※)出所:高橋浩一・犬塚美輪(2025)
「営業担当者のスキルの高さと関連する環境要因の探索的検討」
[2025年度日本認知科学会第42回大会 発表応募中]
開催概要
日時
2025年8月20日(水)11:00-12:00
場所
ZOOM
当日の
アジェンダ
(1)営業の成長を支える4つの因子
(2)「やらされ感」を防ぐためにマネジメントが打つべき手
(3)「仕事の意味づけ」を促すと多面的に効果がある
(4)「ちょうどよい難易度」を実現するさじ加減
(5)あれこれ試しながら最適点を探るリーダーシップ
定員
当日参加は150名を予定
申込み
方法
下記リンクからお申込みいただけます。
注意事項
TORiXセミナーは毎回テーマが変わります。
今後、本セミナーと同じテーマを取り扱うセミナーの企画は“未定“です。
また、この度「セミナー当日におけるやり取りやQ&Aを充実させたい」という趣旨で、資料の配布に関するアンケートはセミナー中にのみご案内することとなりました。
もし、「残念ながら参加はできないが、内容には関心があるので資料が欲しい」という場合は、担当よりお電話で確認をさせていただき、ご事情など個別に伺ったうえでの対応とさせていただきます。
皆様により良い内容をお届けしていくための趣旨ですので、何卒ご理解を頂けますと幸いです。
セミナーの内容や、当社サービスについてお知りになりたいことがある方はぜひ「無料相談会」へお申し込みください。

高橋 浩一 (たかはし こういち)
TORiX株式会社 代表取締役
代表取締役 高橋浩一
東京大学経済学部卒業。外資系戦略コンサルティング会社を経て25歳で起業、企業研修のアルー株式会社に創業参画(取締役副社長)。事業と組織を統括する立場として、創業から6年で70名までの成長を牽引。同社の上場に向けた事業基盤と組織体制を作る。
2011年にTORiX株式会社を設立し、代表取締役に就任。これまで4万人以上の営業強化支援に携わる。
コンペ8年間無敗の経験を基に、2019年『無敗営業』、2020年に続編となる『無敗営業 チーム戦略』(ともに日経BP)を出版 、シリーズ累計9万部突破。2021年『なぜか声がかかる人の習慣』(日本経済新聞出版)、『気持ちよく人を動かす』(クロスメディア・パブリッシング)、2022年『質問しだいで仕事がうまくいくって本当ですか? 』(KADOKAWA)、2023年『「口ベタ」でもなぜか伝わる 東大の話し方』(ダイヤモンド社)を出版。
2万人調査の分析に基づき、2024年4月に発売された新刊『営業の科学』(かんき出版)は、出版から2週間弱で2.5万部を超える反響を得た。
2024年4月から東京学芸大学の客員准教授も務め、「”教育”と”営業”の交差点」を探究している。
また、東京都内で「人生のヒントが見つかる」をコンセプトにしたリアル書店も経営。
参加者の声
講師としてお招きいただいた際の「参加者の声」をご紹介します。
大手食品メーカー 営業企画部長様
まさに自社の話でした。明日からでも早速提案してみたいと思います。非常に実践的な内容でしたので大変ためになりました。具体的事例が多く盛り込まれており、それに基づいて仮説検証されたお話が聞けたので、とても説得力がありました。
大手証券会社 営業統括室長様
営業活動を「見える化」してくださっている印象を持ちました。よく考えて見ますと、営業の構造をそもそも理解できていなかったので、客観的に分析されている点が特に全般的に響きました。
中堅人材コンサルティング会社 営業本部長様
間違った情報(思い込み)と正しい情報(真実)の取り扱いについて、「本質」を学べた気がします。クライアントと営業の認識のズレについての統計的なデータのお話が興味深かったです。
大手素材メーカー 人事部長様
おそらく3万人の営業パーソンと接してこられたからこその具体的なエピソードが盛りだくさんだったので、非常に納得感がありました。とても良い気づきをいただけました!ありがとうございました。
大手精密機器メーカー 経営企画部門長様
メンバーの教育手段としてのヒントをいただけた。マネジメント側によくありがちな悩みやそこに対するアプローチ方法が共感できると共になるほどという内容で、組織改革をするうえでの考え方を整理することができた。ありがとうございました!
中小・物流業 営業部長様
理論だけではなく非常に実用的な内容だったので、自身の営業現場をイメージしながら参加できました。社内で時間もコストもかけずにすぐに実行できる方法がたくさんあったのがよかったです。明日から早速実行します。
主催
私たちは、勝てる法人営業組織を
つくる専門家です。
私たちTORiX株式会社は、人材育成の課題に対して「組織に共通言語を根づかせる」アプローチで解決します。トヨタにおける「カイゼン」「見える化」「なぜなぜ5回」は有名な例ですが、特定のキーワードに基づく仕事の進め方が社内に浸透すると、それは強力な共通言語となります。TORiXでは、「個人における習慣化」と「組織コミュニケーション」の両面から、共通言語化を支援します。
1
人材育成のための研修
2
組織開発と仕組みづくり
3
業績向上のためのコンサルティング
この3領域を掛け合わせて、営業組織や新しく事業を創る組織の「現場」に入り込み、お客様との二人三脚によって課題解決に向けて伴走いたします。
過去に数百人が参加したセミナーの内容を凝縮
本セミナーの講師である高橋は、過去に東洋経済や日経MJなどのセミナーに登壇し、定員を大幅に超える800名以上にお申し込みをいただくなど、今までに4万人以上の営業パーソンのお悩みを解決してきた実績があります。
今回は従来の対面型の大型講演やセミナーとは違い、人数を限定したセミナーにすることで、インタラクティブなやりとりや質疑応答のお時間も盛り込んでいます。
時間が限られていますので、全てのご要望にお答えすることは難しいと思いますが、この難局を乗り切るべく、できる限りお伝えしてゆきます。