2025年5月21日(水)11:00-12:00
形式
ZOOM(お申込後にご案内いたします)
対象
経営者・幹部・営業部門責任者の方向け
※同一企業様からのお申込は3名様までとさせて頂きます
※同業者様(人材育成業)のご参加はご遠慮ください

TORiXセミナーは毎回テーマが変わります。
今後、本セミナーと同じテーマを取り扱うセミナーの企画は“未定“です。
ご都合が合わない場合は、大変残念ではございますがご理解いただけますと幸いです。
セミナーの内容や、当社サービスについてお知りになりたいことがある方はぜひ「無料相談会」へお申し込みください。
本セミナーで得られる5つのメリット
1
営業OJTを支える「難易度をチューニングするやり方」がわかる
たとえば「新規アポイント獲得を●件」という目標設定では、経験の浅い新人にとっては負荷が大きすぎ、逆にベテランには退屈で意味のない作業になることがあります。そこで重要なのが、「制約条件」を意図的に変えるという視点です。新人には成功体験の可能性を高めて簡略化を施す一方で、ベテランにはより複雑な判断が必要な状況を作ります。対象者のレベルに応じて難易度を細やかに調整するには、「何をさせるか」ではなく「どの条件下でやらせるか」に工夫を凝らす必要があるのです。
2
テレアポ・新規開拓アプローチの指導方法がわかる
テレアポや新規開拓アプローチの指導では、成功率のみならず「行動の質」へのフィードバックが重要です。たとえば、ロールプレイや録音の振り返りを活用し、「最初の一言で興味を引けていたか」「断られた後の切り返しにパターンがあるか」など、対象者の経験値に応じた課題設定が求められます。新人には、決まったトークスクリプトを使いながらも“声のトーン”や“話すスピード”など非言語面を重点的に練習させ、ベテランには“相手の業界構造に合わせた仮説提示”など高度な即興力を問う課題を設定することで、レベルに合わせた成長を実現できます。
3
ヒアリング・プレゼン・クロージングの指導方法がわかる
ヒアリングでは、単に質問するのではなく「顧客の“問題”と“課題”を切り分けて引き出す」という構造的な問いかけができているかが問われます。プレゼンでは「伝えたいこと」ではなく「相手の意思決定を動かす情報」に焦点を当てる構成力とストーリーテリング力が必要です。そしてクロージングでは、「押す」のではなく「決め手になる条件を一緒に確認する」ような、対話的な詰め方が理想です。これらを単に教えるだけでなく、各自の現在地に応じて段階的にスキルを積み上げていくトレーニング設計が核心となります。
4
議事録・資料作成の指導方法がわかる
議事録や資料の作成は、論理的思考力と顧客理解力に直結します。たとえば、議事録では「何が決まったか」だけでなく、「誰が何に納得して、何が宙に浮いているか」を言語化させることで、相手の思考構造をとらえる力を養えます。また、資料作成においては「自分が話すための資料」ではなく「お客様が社内で回覧する資料」を想定させることで、構成や表現に対する視点が一段階上がります。新人には「話した内容を正確に書き起こす」ところからスタートさせ、経験者には図解で再現させるなど、レベルに応じた設計が不可欠です。
5
中堅やベテランに”チャレンジングな仕事”を用意するやり方がわかる
「不確実性が高く、成功パターンが自明でない仕事」が中堅やベテランの成長に火をつけます。たとえば、「受注確度は未知だが、新しいマーケットを開拓していく提案」や、「社内の複数部門を巻き込んで構造を変えるような大型案件」などがその例です。また、彼ら・彼女らが“教える側”に立つ機会を設けることも有効です。たとえば新人にロープレでフィードバックを返す、提案資料のブラッシュアップを一緒に行うといった場面で、「自分のスキルを構造化して言語化する」機会を持たせると、思考が洗練されていきます。チャレンジとは「難しいことをやらせる」ことではなく、「考え抜かざるを得ない状況」をデザインすることです。
「まずは自分なりに考えてやらせてみる」では成長できない理由
営業OJTにおいて、多くの現場では「まずはやらせてみる」「経験を積ませることが成長につながる」という考え方がいまだ根強く残っています。
たしかに実地経験が力をつけるという面は否定できません。
しかし、だからといって、新人にとっては無謀な目標を、ベテランにとっては退屈な仕事を漫然と与えるだけでは、学習効果もモチベーションも上がりません。
「できなかった」「つまらなかった」だけが積み重なり、育成機会がかえって逆効果になっているケースすら少なくないのです。
実際のところ、教育心理学や行動科学の知見によれば、人が成長を実感しやすいのは「ちょうどよい手応え」を感じられるときです。
つまり、背伸びすれば届きそうな課題に取り組み、それをクリアすることで小さな成功体験を積み重ねられる状態こそが、スキル形成を最も効率的に促します。
そしてこの「ちょうどよさ」を生み出す鍵となるのが、「タスクそのものの難易度」ではなく、「取り組む条件をどう設計するか」にあります。
たとえば、ベテランには“決裁者にアプローチしてはいけない”という制約を設け、新人には“トークスクリプトを活用しながら、まずは声の出し方を磨く”といった設計にすれば、まったく異なる成長支援が可能になります。
ではなぜ、多くのマネジャーがこのような調整の必要性に気づかず、「とにかく行動すれば何とかなる」という考えから脱却できないのでしょうか。
その一因は、難易度を「問題の重さ」や「課題のレベル」といった“固定的なもの”と捉えているからです。
たとえば「テレアポ100件」「ヒアリングを1日3件」など、数値や作業量でのみ成長を管理しようとする発想では、個々人の現在地や感じ方の違いに目を向けることができません。
また、マネジャー自身が「どう教えたらいいのか」に悩んでいる場合も多く、結果的に育成を“本人任せ”にしてしまっているという現実もあるのです。
そこで、こうした誤解を解きほぐしながら、営業OJTにおける「難易度チューニング」という新しい視点を徹底的に掘り下げていくセミナーを企画しました。
最初に、「難易度を上げ下げする」のではなく「制約条件を変えることで難しさを設計する」という考え方を紹介し、続いて、テレアポや新規開拓、商談の各フェーズ(ヒアリング・プレゼン・クロージング)における具体的な指導法を事例とともに解説します。
さらに、議事録や資料作成といった“裏方的な作業”を通して論理的思考力を育てる方法、そして中堅・ベテランにこそ必要な“考え抜かざるを得ないチャレンジングな仕事”の与え方についても、実践的な視点でお伝えします。
本セミナーでは、「成果を左右する基本動作の習得方法をとことん具体的に、体系化する」というアプローチで、エッセンスを解説します。
これまで、弊社では書籍『無敗営業』『無敗営業チーム戦略』に書かれているメソッドをベースに、50業種以上、4万人以上の営業パーソンを支援してきました。このセミナーでは、下記5つをアジェンダとして具体的なアプローチをお伝えします。
- 難易度のチューニングは「制約条件の調整」が鍵
- テレアポ・新規開拓アプローチの指導方法
- ヒアリング・プレゼン・クロージングの指導方法
- 議事録・資料作成の指導方法
- 中堅やベテランに用意する”チャレンジングな仕事”とは
皆さんとお会いできるのを、楽しみにしております。
開催概要
日時
2025年5月21日(水)11:00-12:00
場所
ZOOM
当日の
アジェンダ
(1)難易度のチューニングは「制約条件の調整」が鍵
(2)テレアポ・新規開拓アプローチの指導方法
(3)ヒアリング・プレゼン・クロージングの指導方法
(4)議事録・資料作成の指導方法
(5)中堅やベテランに用意する”チャレンジングな仕事”とは
定員
当日参加は150名を予定
申込み
方法
下記リンクからお申込みいただけます。
注意事項
TORiXセミナーは毎回テーマが変わります。
今後、本セミナーと同じテーマを取り扱うセミナーの企画は“未定“です。
また、この度「セミナー当日におけるやり取りやQ&Aを充実させたい」という趣旨で、資料の配布に関するアンケートはセミナー中にのみご案内することとなりました。
もし、「残念ながら参加はできないが、内容には関心があるので資料が欲しい」という場合は、担当よりお電話で確認をさせていただき、ご事情など個別に伺ったうえでの対応とさせていただきます。
皆様により良い内容をお届けしていくための趣旨ですので、何卒ご理解を頂けますと幸いです。
セミナーの内容や、当社サービスについてお知りになりたいことがある方はぜひ「無料相談会」へお申し込みください。

高橋 浩一 (たかはし こういち)
TORiX株式会社 代表取締役
代表取締役 高橋浩一
東京大学経済学部卒業。外資系戦略コンサルティング会社を経て25歳で起業、企業研修のアルー株式会社に創業参画(取締役副社長)。事業と組織を統括する立場として、創業から6年で70名までの成長を牽引。同社の上場に向けた事業基盤と組織体制を作る。
2011年にTORiX株式会社を設立し、代表取締役に就任。これまで4万人以上の営業強化支援に携わる。
コンペ8年間無敗の経験を基に、2019年『無敗営業』、2020年に続編となる『無敗営業 チーム戦略』(ともに日経BP)を出版 、シリーズ累計9万部突破。2021年『なぜか声がかかる人の習慣』(日本経済新聞出版)、『気持ちよく人を動かす』(クロスメディア・パブリッシング)、2022年『質問しだいで仕事がうまくいくって本当ですか? 』(KADOKAWA)、2023年『「口ベタ」でもなぜか伝わる 東大の話し方』(ダイヤモンド社)を出版。
2万人調査の分析に基づき、2024年4月に発売された新刊『営業の科学』(かんき出版)は、出版から2週間弱で2.5万部を超える反響を得た。
2024年4月から東京学芸大学の客員准教授も務め、「”教育”と”営業”の交差点」を探究している。
また、東京都内で「人生のヒントが見つかる」をコンセプトにしたリアル書店も経営。
参加者の声
講師としてお招きいただいた際の「参加者の声」をご紹介します。
大手食品メーカー 営業企画部長様
まさに自社の話でした。明日からでも早速提案してみたいと思います。非常に実践的な内容でしたので大変ためになりました。具体的事例が多く盛り込まれており、それに基づいて仮説検証されたお話が聞けたので、とても説得力がありました。
大手証券会社 営業統括室長様
営業活動を「見える化」してくださっている印象を持ちました。よく考えて見ますと、営業の構造をそもそも理解できていなかったので、客観的に分析されている点が特に全般的に響きました。
中堅人材コンサルティング会社 営業本部長様
間違った情報(思い込み)と正しい情報(真実)の取り扱いについて、「本質」を学べた気がします。クライアントと営業の認識のズレについての統計的なデータのお話が興味深かったです。
大手素材メーカー 人事部長様
おそらく3万人の営業パーソンと接してこられたからこその具体的なエピソードが盛りだくさんだったので、非常に納得感がありました。とても良い気づきをいただけました!ありがとうございました。
大手精密機器メーカー 経営企画部門長様
メンバーの教育手段としてのヒントをいただけた。マネジメント側によくありがちな悩みやそこに対するアプローチ方法が共感できると共になるほどという内容で、組織改革をするうえでの考え方を整理することができた。ありがとうございました!
中小・物流業 営業部長様
理論だけではなく非常に実用的な内容だったので、自身の営業現場をイメージしながら参加できました。社内で時間もコストもかけずにすぐに実行できる方法がたくさんあったのがよかったです。明日から早速実行します。
主催
私たちは、勝てる法人営業組織を
つくる専門家です。
私たちTORiX株式会社は、人材育成の課題に対して「組織に共通言語を根づかせる」アプローチで解決します。トヨタにおける「カイゼン」「見える化」「なぜなぜ5回」は有名な例ですが、特定のキーワードに基づく仕事の進め方が社内に浸透すると、それは強力な共通言語となります。TORiXでは、「個人における習慣化」と「組織コミュニケーション」の両面から、共通言語化を支援します。
1
人材育成のための研修
2
組織開発と仕組みづくり
3
業績向上のためのコンサルティング
この3領域を掛け合わせて、営業組織や新しく事業を創る組織の「現場」に入り込み、お客様との二人三脚によって課題解決に向けて伴走いたします。
過去に数百人が参加したセミナーの内容を凝縮
本セミナーの講師である高橋は、過去に東洋経済や日経MJなどのセミナーに登壇し、定員を大幅に超える800名以上にお申し込みをいただくなど、今までに4万人以上の営業パーソンのお悩みを解決してきた実績があります。
今回は従来の対面型の大型講演やセミナーとは違い、人数を限定したセミナーにすることで、インタラクティブなやりとりや質疑応答のお時間も盛り込んでいます。
時間が限られていますので、全てのご要望にお答えすることは難しいと思いますが、この難局を乗り切るべく、できる限りお伝えしてゆきます。