MESSAGE

 
 

人はちょっとしたきっかけで「変わる」

こんな自分で、本当に大丈夫だろうか?
私はそんな不安が極端に強い少年でした。

クラスメイトから話しかけられると、頭が真っ白になってしまうような私に大きな転機が訪れたのは、なんとか自分を変えたいと思い、高校生で始めた「飛び込み営業のアルバイト」でした。

営業を通じて人と話をする練習を重ねながら、「人と話すことが怖い」という悩みは、いつの間にか「受注を増やすためには、このエリアを回ったほうがいい」とか、「提案の時は、こういう話をしてみよう」といった思考へと変わっていました。

極度の人見知りを克服するために始めた仕事がきっかけとなり、ビジネスに必要な「数をこなすことの大切さ」や「工夫と改善の楽しさ」を学んでいく中で、「仕事を通じて自分自身が変わっていく」ことの楽しさを実感しました。

アルバイト経験から学んだ私は、大学卒業後、コンサルティング会社に入り、物事の裏側や構造をとことん考えることの厳しさと楽しさを教えてくれる上司・先輩に恵まれ、25歳のときには最初の起業を経験。人と上手く話すこともできない少年だった私が、「名も知らない会社に発注をするお客様の心理」を徹底的に考え抜くことで、最終的には上場企業のお客様を多く抱え、メンバー全員が成果をあげられるような組織を創ることができたのです。

表面的なノウハウではなく、地に足の着いた「経験」から学ぶ 

子供の頃から人とのコミュニケーションに悩んでいた自分が、自分なりに仕事ができるようになっていく過程を振り返って確信するのは、一つひとつの小さな体験から学び、自分を変え続けられる「生きる力」があれば、時間がかかっても必ず人生の選択肢は広がっていくということです。

世の中には、先の見えない時代に対する不安が年々高まり、短絡的な「こうすればうまくいく」という本やセミナーの広告が、1日中流れてきます。「ベストセラー著者の真似をしたら本当に仕事ができるようになるのか?」と疑問に感じる方も多いでしょう。

宣伝される成功事例は、苦しい場面もドラマチックに加工され、成功までの泥臭く地道な積み重ねも、その裏側にある膨大な失敗事例も語られることはありません。しかし、本当に大事なのは、即実践できるノウハウではなく、「経験から力強く学んでいく、生きる力」です。

人生100年時代に必要な「生きる力」

「人生100年時代」とも呼ばれるように、私達はこれから「仕事と生活」や「学びと遊び」の境目が曖昧になっていく世の中を生きていくことになります。そうした中で、表面的な成功・失敗に振り回されず、着実に「生きる力」を積み重ねていくことが、人生や歴史の転換点において重要な役割を果たしてくれるのではないでしょうか。

私たちTORiX(トリックス)は、沢山の人生や企業の歴史における分岐点に立ち会い、人や組織に秘められた無限の可能性を解き放つことで、よりよい未来を切り開いていくためのお手伝いをしてまいります。

代表取締役 高橋 浩一

メッセージ.png