課題解決型営業とは

営業活動をしている中で、お客様の悩み解決をサポートし、価値を感じていただき、手放したくない存在だと思われたい！と思ったことはありませんか？ 

今回は、上記のような営業スタイル、課題解決型営業についてお話します。

課題解決型営業で大切な要素は、3つあります。

1、お客様のニーズや悩み、やりたいことを引き出す力
2、引き出した悩み課題と自社のソリューションを結びつける力
3、お客様のニーズやお悩みに対して、お役にたてることを伝える力

例えば、図１のように、左側にお客様のお悩み、右側に営業の頭の中があるとします。

課題解決型の特徴とは、自社の商品をいきなり押し付けず、まずはお客様の悩みや、やりたいことを引き出し、それに合った自社の商品を組み合わせて提示することです。

お客様の悩みを聞いた後、自社の商品を提案する前にワンクッション加えることがポイントになります。

図１の下の台詞をみると、お客様の悩みを聞いた後、その悩みに対して営業が詳しく掘り下げ、確認していくプロセスがあります。

このプロセスがあることによって、お客様のニーズや悩みについて詳しく知ることができ、課題を整理することができます。

課題が整理されると、解決策も明確になり、その課題に対して自社がどのように役に立てるのか、説得力を持って伝えることができます。

一方、図2はありがちな失敗例で、自社商品プッシュをしてしまうというものです。

営業する側の頭の中が自社商品の提案をすることに固執していると、お客様から悩みや課題が提示されても、そこを深く掘り下げることなく、いきなり自社の提案に結びつけてしまいます。

これだと、お客様は、悩みへの解決策が具体的に想像できず、納得しにくくなります。いくら良い商品・サービスでも、解決策が想像できなければ、提案されたものを良いとは思えません。

続いて、図3もありがちな失敗例で「知識の欠如」です。

いくら良い商品やサービスがあっても、それをどのようにお客様のお悩みに役立てるかを提案することができなければ、意味がありません。

お客様に提案する際に、商品説明をするだけではなく、課題を引き出す力、課題と自社の商品を上手く組み合わせる力を使ってお客様とお話することで、格段に営業成果が変わります。

課題解決型営業というと、何か難しいような気がしますが、考え方はいたってシンプルです。ぜひ、冒頭に説明した3つの力を意識してみてください。