営業強化支援

 
 
 
 
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営業を科学する

「提案は刺さっていましたが、価格で負けました」
「受注のためには値引きが必要です」

こういった報告や相談が減らないことに悩む営業マネジャーの声を多くお聞きします。営業活動は、多くの企業において重要な機能であるにも関わらず、体系化されておらず、属人的、場当たり的に行われていることがほとんどです。

ビジネススクールにおいてさえ、営業は「属人的なもので、教えられるような専門性ではない」と考えられている傾向さえあります。だからこそ、TORiXでは営業をアカデミックな場ではなく、ビジネスの現場から“実践的に科学したい”と考えています。

確かに営業活動は人の内面や心理が関わる部分が大きく、科学的に評価し難いのは事実かもしれません。しかし、ビジネスの現場で起きている成功や失敗を丁寧に分析することで、必ず一定の構造を見つけることができます。TORiXの営業強化支援は、こうした構造を捉え、営業組織の課題を科学的に解決していきます。

 
 

 
 

顧客と営業の“ズレ構造”に注目する

多くの営業は、「お客様は、何だかんだ言って、価格で決めるんですよ」と言います。では、お客様は本当に価格で決めるのでしょうか?

弊社が調査した、このような調査データ(図1)があります。お客様の台詞に出てくる「価格」というのは、「とにかく安く値引きしてほしい」というより、「費用対効果を納得いくように示してほしい」と捉えたほうがよいでしょう。しかし、このように考えて活動している営業は少ないのが現状です。

お客様の想いやニーズはほとんどの営業に届かず、日々の営業現場では、「顧客の意に沿わない、ズレた提案」が繰り返されています。だからこそ、お客様は「ズレない営業」を切望しています。

これら以外にTORiXが行った他の調査結果(図2)においても、「顧客と営業のズレ」という構造は顕著でした。たとえば「お客様の担当者に対する対応のスピードや質」は、営業側から見ると優先順位が低い課題と認識されていますが、反対にお客様側が最も不満を感じているのは「対応のスピード、質」であることが分かったのです。

「営業が属人的」になってしまうのは、日頃から「商品が悪い」「景気が悪い」「タイミングが悪い」といった思い込みに振り回され、自社の営業活動を客観的に分析できていないからかもしれません。TORiXではこうした構造を実践的に捉えることから課題を正しく理解し、お客様の営業組織を強くしていきます。

 

図1.発注先の選定

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図2.営業担当に求めること

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構造分析に基づく営業強化支援

「すぐに提案くれませんか?」とそっけないお客様。

「とりあえずいくら?」と、提案書の最後のページをいきなりめくるお客様。

「上司には会わせません」と立ちはだかるお客様。

「もっと安くなりませんか?」と迫ってくるお客様。

営業の方々は、日々、こういったお客様の対応に対して辛さを感じているかもしれません。それゆえ、営業の仕事は「大変だ」というイメージがつきまといます。しかし、そういったお客様の行動というのは、「目の前の営業を軽んじているから」ではなく、「過去に、さんざん他の営業からがっかりさせられてきた故の防御的な反応」なのです。

したがって、営業の成果を上げていくためには、「そもそも、お客様はなぜその営業が提案する商品・サービスを購入するのか?」を構造的に捉え、「質問力」「提案行動力」「価値訴求力」といったスキルに加え、相手の意思決定のメカニズムに作用する「提案ロジック構築力」が必要であると考えています。

「質問力」「提案行動力」「提案ロジック構築力」「価値訴求力」の4本柱が、組織全体でレベルアップしていくと、組織全体での営業力が高まっていきます。